欲望の捌け口として
帰省 シネマテークたかさき
「白いリボン」原題:THE WHITE RIBBON
2009/ドイツ、オーストリア、フランス、イタリア 上映時間145分
監督・脚本:ミヒャエル・ハネケ
大変好みの映画でした。全編に漂う雰囲気に2時間半たっぷり浸れて心地良かった。
ファニーゲームに比べたら不快さも無く 役者の表情や衣装、細部の作り込み、モノクロの美しさに見とれてしまう。
ひっそりしたカメラワークと音もない映像が不気味でたまらない。ラストまで隙無く緊張感があり、溜め息しか出ない。。
消化不良なラストなのに心地良い。重たさと映像美と少年少女の表情ひとつひとつがいつまでも張り付いて離れない。
これを機にハネケ作品一気に見よう。DVD買お。
テンギズアブラゼの「懺悔」といいソクーロフの「モレク神」といい、
宗教やナチスの絡んだ映画がつくづく好き 古い慣習、閉ざされた村
なんとなく忘れてきてるので見直したいmono memo
・ミツバチのささやき
・ビクトルエリセ他監督三人オムニバス(?)
・ゴダールのマリア
・デレクジャーマン
・怪奇大家族